(YOLOv5使用時)
特長
214 TOPSの推論性能を、5リットルの筐体に
AxeleraAI社のMetis® AIPUが実現する214 TOPSの高性能AI推論を、約5リットルの省スペース筐体に凝縮。コンパクトでありながら、業界最高水準のコスト効率(FPS/$)を誇るエッジAI推論コンピュータです。製造ライン・監視カメラ・デジタルサイネージなど、現場のあらゆるシーンに設置できます。
最大24チャンネルの映像をリアルタイムAI解析
YOLOv5使用時、単一ユニットで最大24チャンネルの映像ストリームを同時にリアルタイム処理。多カメラ外観検査・広域監視・多拠点サイネージなど、映像AI活用のスケールを大幅に拡張します。クラウドへのデータ送信も不要で、プライバシー保護と低遅延を両立します。
超低消費電力 8〜15W — クラウドAIの運用コストを現場レベルに
AIPUアクセラレータの消費電力はわずか8〜15W。データセンターのGPUサーバーと比較して、大幅に低いランニングコストでAI推論を継続稼働できます。オンプレミス設置により、クラウドAPIの従量課金も不要。現場常時稼働型のAIシステム構築に最適です。
既存AIモデルをそのままデプロイ — Voyager® SDK対応
AxeleraAIのVoyager® SDKにより、PyTorch・TensorFlow・ONNXで構築した学習済みモデルをそのままMetis® AIPUに最適化・デプロイ可能。既存のAIモデル資産を活かしながら、高性能なエッジ推論環境に移行できます。
PCIe Gen5 x16スロット搭載 — 将来のAIPUへの換装に対応
Metis® AIPUはPCIe Gen5 x16スロットに搭載。次世代AIPU「Europa®」(2026年前半出荷予定)への換装も見据えた設計です。AIアクセラレータの進化にあわせてシステムを段階的にアップグレードでき、長期的な投資対効果を最大化します。
Intel® Core™ Ultra + AIPU の二層AI処理
Intel® Core™ Ultra 5 225に内蔵されたIntel® AI Boost NPUと、Metis® AIPUの双方を活用した二層AI処理構成。軽量推論はCPU内蔵NPU、重負荷な並列推論はMetis® AIPUへ分散でき、ワークロードに合わせた柔軟な処理設計が可能です。
VESA対応・省スペース設計で現場設置に最適
約5リットルのコンパクト筐体はVESA規格に対応し、壁掛け・ディスプレイ背面・ラック内・現場埋め込みなど、多様な設置方式に対応。現場での省スペース化と柔軟なレイアウトを実現します。
搭載技術:AxeleraAI Metis® AIPU
AIR-AD-AI-001には、オランダ発のAI半導体スタートアップAxeleraAI(アクセレラエーアイ)が開発した「Metis® AIPU」を搭載しています。Samsung 5nmプロセスで製造され、独自のD-IMC(Digital In-Memory Computing)アーキテクチャにより、従来のGPUが抱えるメモリウォール問題を根本から解決した次世代エッジAIプロセッサです。
AxeleraAIはSamsung・BlackRock・欧州イノベーション評議会などから累計2億米ドル以上の資金調達を達成。Fast Company誌「2026年最も革新的な企業」に選出されています。
D-IMC(Digital In-Memory Computing)とは
AIの推論処理で最も多く行われる行列-ベクトル積演算を、DRAMとコンピュータユニット間で往復させるのではなく、メモリセル内部で直接実行する独自アーキテクチャです。データ移動を最小化することで、大幅な低消費電力化と高スループット化を同時に実現します。
AxeleraAI 製品ロードマップ
Voyager® SDK によるモデルデプロイ
AxeleraAIのVoyager® SDKを使用することで、主要な機械学習フレームワークで構築した学習済みモデルを、Metis® AIPUに最適化して迅速にデプロイできます。
Voyager® SDK 主な機能
- PyTorch・TensorFlow・ONNX モデルを直接サポート
- YAMLによる自動パイプライン生成(前処理〜推論〜後処理)
- 複数AIモデルの並列実行(マルチモデル推論)
- 四半期ごとの新モデル・新ユースケース対応アップデート
主な用途・ユースケース
🏭 製造・品質検査
ラインカメラ多チャンネル映像のリアルタイム外観検査。目視検査の自動化・精度向上に。
📹 セキュリティ・監視
オンプレミスでの多カメラ人物・行動検知。個人情報を外部送信せずにAI処理。
📺 デジタルサイネージ
来客属性推定とコンテンツ動的切替。低消費電力で常時稼働が可能。
🏙️ スマートシティ
交通量カウント・混雑モニタリング。屋外設置に対応した堅牢な構成。
🤖 ロボティクス
産業用ロボットへの視覚AI組み込み。コンパクト設計で機器への内蔵も容易。
🔬 PoC・開発基盤
AIスタートアップ・研究機関のプロトタイプ環境。GPU代替として低コスト・低消費電力。
仕様
| カテゴリ | 詳細スペック |
|---|---|
| 筐体 | スリム型デスクトップPC 幅200 × 奥行250 × 高さ95mm(コネクタ、ネジ等の突起含まず)(約5L) 質量:1.9kg VESA取付対応(75×75mm、100×100mm) ※防水・防塵機能なし |
| AIアクセラレータ | AxeleraAI Metis® AIPU(214 TOPS) Samsung 5nm / D-IMCアーキテクチャ 消費電力:8〜15W 接続:PCIe Gen5 x16 |
| プロセッサー | Intel® Core™ Ultra 5 225 (Arrow Lake-S / LGA1851 / 最大10コア(6P+4E) / Intel® AI Boost NPU搭載) |
| メモリー | DDR5-5600 32GB(So-DIMM ×2スロット) |
| ストレージ | NVMe SSD 512GB(M.2 2280) |
| 拡張スロット | PCIe Gen5 x16(Metis® AIPU搭載済) |
| ネットワーク | Intel® 2.5GbE × 1 Intel® 1GbE × 1 |
| 映像出力 | HDMI 2.1(8K/60Hz)×1 HDMI 2.0(4K/60Hz)×1 DisplayPort 1.4a(4K/120Hz)×1 最大3画面同時出力(オンボード) |
| USB | フロント:USB 3.2 Gen1(Type-A ×1 / Type-C ×1)、USB 2.0 ×2 リア:USB 3.2 Gen1 Type-A ×2、USB 3.2 Gen2 Type-A ×2 |
| 電源 | 180W ACアダプター |
| AI映像処理性能 | 最大24チャンネル同時リアルタイム解析 (YOLOv5使用時、条件により変動) |
| 対応OS | Ubuntu 22.04 LTS 64ビット |
| 対応SDKフレームワーク | Voyager® SDK(PyTorch / TensorFlow / ONNX) |
注意事項・免責事項
- 本製品(AIR-AD-AI-001)は防水・防塵機能を備えていません。耐環境仕様(IP67防水・防塵対応)が必要な用途には、AIR-WP-AI-001(Hailo-8 NPU搭載)またはAIR-WP-AI-002(NVIDIA Jetson Orin搭載)をご検討ください。
- 記載されている仕様、デザイン、外観、価格などは改良や諸般の事情により予告なく変更される場合があります。
- 本製品は、掲載されている仕様範囲内での使用を前提としており、カタログやパッケージ等に明記されていない特殊な環境・用途における動作を保証するものではありません。
- 製品の使用にあたっては、事前にお客様側での十分な検証と評価をお願いいたします。
- 掲載された製品が生産中止や販売終了となる場合があります。
- 最大24チャンネルの映像AI解析はYOLOv5使用時の参考値です。使用するモデル・解像度・フレームレート・ネットワーク構成等により実際の処理チャンネル数は変動します。
- Metis®、Europa®、Titania®、Voyager® はAxeleraAI社の登録商標または商標です。
- Intel®、Intel® Core™ Ultra はIntel Corporationの登録商標または商標です。
- 本製品は日本国内での使用を想定して設計されています。海外での使用に関しては、事前に当社までご相談ください。
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